山野の生活通信
皆様の健やかな毎日にお役に立てるよう、季節にあわせた情報をピックアップしてみました。
Vol.90 果物を上手に摂り入れ、健康生活を!
2024年1月
みかんにリンゴ、冬の果物が手軽に食べられる季節となりました。果物の栄養効果を知り、生活習慣病予防・改善方法をご紹介します。
「果物を食べると太る」の誤解
果糖の摂りすぎはよくない?
果物を食べると太りやすい、血糖値が急激に上昇すると思われがちです。近年の研究では血糖値が緩やかに上昇すると報告されています。食べる時間や量を考えて、おいしい果物で生活習慣病の予防と改善に役立てましょう。
果物に含まれる栄養素
【食物繊維】水溶性・不水溶性どちらの食物繊維も含まれており、腸内の老廃物を排出してくれます。
【塩分排出】カリウムの効果で塩分を体外に排出するため、高血圧予防やむくみの改善が期待できます。
【抗酸化作用】ビタミンCで身体を活性化させます。熱に弱いビタミンCを生で摂取できるのが果物です。
【疲労回復】クエン酸など有機酸が疲労回復やストレスの軽減につながります。
果物で生活習慣病予防を
1日200gを目標に
1日の摂取目安は200g、その量としては・・・
【リンゴ 1/2個から1個】幅広い栄養効果が得られます。特に皮には多く栄養素が含まれるため皮ごといただきましょう。
【ミカン 2個】疲労回復や風邪予防。動脈硬化や高血圧の予防にも効果があるとされています。
【バナナ 1本】栄養補給に最適なバナナ。そのため高カロリーと思われがちですが、ご飯や食パンよりも低カロリーなのです。
【イチゴ 約10粒】ビタミンCの宝庫、10粒で1日のビタミンCが補給できます。
果物を食べる時間帯
夕食後はエネルギー消費が少なくなるため、身体に脂肪として蓄積されてしまいます。なるべく朝食時に食べることをおすすめします。