山野の生活通信
皆様の健やかな毎日にお役に立てるよう、季節にあわせた情報をピックアップしてみました。
Vol.72 冬の睡眠を快適にする寝具の使い方!
2021年1月
寒さ厳しく、冬本番。冬は睡眠の質が低下する季節です。寝具の使い方を工夫し快眠が得られる方法をご紹介します。
快適な冬の寝具の組み合わせ
◎毛布は掛布団の上か下か
暖かい寝具で快眠したいと思っていても、寝具の組み合わせ次第では快適な睡眠を得ることができません。特に毛布は羽毛布団の上に掛けるか下に入れるかで迷ってしまします。
【動物性繊維】ウールやカシミヤの動物性繊維の毛布は湿気を熱に変化させる性質があります。そのため羽毛布団の下に入れ、身体に沿って密着させて暖かさを保ちましょう。
【アクリルなどの化学合成繊維】化学合成繊維の毛布は羽毛布団の上に掛けて使いましょう。身体に密着させると寝返りで静電気が起きたり、吸湿性が良くないため汗で不快に感じたりすることがあります。
◎厚い掛蒲団は逆効果
綿素材の掛布団で保温性を上げるには厚みが必要です。しかし、厚みが増すと重くなり身体を圧迫し、快眠の妨げとなります。
快適な敷布団にもひと工夫
☆見落としがちな敷布団
この時期、布団に入った瞬間に寒いと感じるのは敷布団が原因かも。就寝時身体の持っている熱の6~7割が敷布団から逃げていきます。そのため、敷布団は厚めで保温性が高いものがおすすめです。
フローリングや畳の上で寝ている方は、敷布団の2枚重ねやウレタンフォームのマットレスなどで熱の放出を防ぎましょう。ベッドで寝ている方はウール素材のベッドパッドを敷くだけで温かさが違います。
☆掛布団も敷布団もふっくらと
掛布団も敷布団も湿気が大敵。湿気で重くなると布団全体が冷たく感じます。羽毛布団は吸湿が良く、放湿性にも優れているため月に1,2回陰干しを。綿素材の布団は吸湿性が優れているため、天気の良い日には干して湿気を飛ばしましょう。
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