山野の生活通信
皆様の健やかな毎日にお役に立てるよう、季節にあわせた情報をピックアップしてみました。
Vol.70 目のストレスからくる眼精疲労対策!
2020年9月
読書の秋。文字が読みにくい、かすむなどの不調はありませんか。放置しないで早期診断を受けるなどの適切な対策をご紹介します。
眼精疲労からくる体調不良
◎体調不良の症状
目がかすむ、ピントが合いにくい、しょぼしょぼするなどストレスがたまると自律神経が乱れてしまいます。そのまま放置しておくと肩こりや頭痛、吐き気を引き起こすことも。高齢者の場合は物が見えづらいことで外出を控えるなど、活動意欲が減少し、脳の認知機能低下も疑われています。
◎見えづらさの原因
【老眼】物を見るときのピント合わせ調節機能の衰えから起ります。レンズの役目となる水晶体の弾力が低下し、近くを見るときの調節ができにくくなるためです。
【白内障】水晶体が白く濁り、視力が低下して物が見えづらくなります。80歳代ではほぼ全ての人が発症するといわれています。
【加齢黄斑変性症】 網膜にある黄斑に障害が起き、視野の中心部が暗く見えづらくなり、ゆがんで見えるようになります。
自分に合った眼鏡の選び方
☆自分にあったレンズ選び
【単焦点】レンズ全面が同じ度数の入った眼鏡で、本を読む、裁縫など手元の物を見るために。
【遠近両用累進焦点】近視の人が遠くを見るための眼鏡と、近くを見る眼鏡の掛け替えが煩わしい時には遠近両用眼鏡を。
【中近】手元から2~3メートルを見ることができ家事全般は可能ですが、車の運転や外出には不向き。
【近々】手元の書類を見るときはレンズの下方を、パソコンを見るときにはレンズの上方を見るなどの仕事には最適なレンズ。
☆早期の受診と定期検査
加齢により目の病気も増えてきます。強い近視、喫煙者でコレステロール値が高い方は緑内障や網膜剥離、加齢黄斑変性症などの早期発見につながるため定期健診をおすすめします。
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