山野の生活通信
皆様の健やかな毎日にお役に立てるよう、季節にあわせた情報をピックアップしてみました。
Vol.29 冬は高血圧に警戒!
2013年11月
冬は寒さで交感神経が緊張し、血管が収縮し血圧が高くなる時期です。この時期に気をつけたい高血圧対策をおさえましょう。
高血圧について
◎そもそも血圧って?!
血圧とは血液が血管の壁にあたえる圧力のこと。心臓が収縮して血液を送り出した瞬間は、血管に最も強く圧力がかかる収縮期血圧(上の血圧)、心臓が拡張して血圧が最も低くなったときは拡張性血圧(下の血圧)と呼ばれます。
高い圧力が長い間血管にかかると、血管の壁が厚くなって血管が硬くなり、血管の一部が狭くなる動脈硬化になり、心臓にも負担がかかります。
◎高血圧の種類
日本高血圧学会による高血圧の基準は、収縮期血圧140mmHg、または拡張期血圧90mmHg以上。
高血圧には原因が特定できない本態性高血圧と別の病気が原因で起こる二次性高血圧の二種類があります。9割が前者のタイプで、加齢に伴って増加します。
高血圧対策アレコレ
☆塩分控えめの食生活
最も重要なのは、塩分を控えること。血圧が高い人は、1日の塩分摂取6g未満が目標です。塩分の排出を促すカリウムが豊富な野菜や果物も積極的に取りましょう。
☆有酸素運動
ウォーキングのような有酸素運動を1日30分目安に行ないましょう。運動中は血行が良くなり一時的に血圧が上がりますが、継続し運動を行なうと血圧が下がってきます。
☆温度差を少なく
季節による血圧変動は冬が一番高くなります。廊下やトイレ、浴室も十分に暖かくし、部屋ごとの温度差を少なくしましょう。
お風呂は熱いお湯を避けて長湯をしないこと。38~42℃くらいのお湯に5~10分程度で。
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