山野の生活通信
皆様の健やかな毎日にお役に立てるよう、季節にあわせた情報をピックアップしてみました。
Vol.14 緑茶をおいしく味わいましょう!
2011年5月
新茶のおいしい季節になりました。新茶の味や香りを堪能できる入れ方や工夫でおいしい緑茶タイムを演出しましょう。
水と温度で決まるおいしさ
◎緑茶に適した水は軟水
緑茶に適しているのは軟水。水道水には塩素が含まれているので、5分間ほど沸騰させてから使用しましょう。
また、ミネラルウォーターなどを使うと、お茶の成分のカテキンが溶け出しにくく、色が黒っぽくなることもありますので注意してください。
◎お湯の温度にも注意
緑茶の味の大きな成分は、アミノ酸のうまみ、カテキンの渋み、カフェインの苦味となります。それぞれの成分が溶け出すお湯の温度が異なるのです。アミノ酸は低温、カテキンやカフェインは高温で溶け出すため、うまみを感じたいお茶はぬるめで、カテキンを多く取りたいなら80度以上のお湯がおすすめ。お湯の温度は移しかえることで調整できます。
気候によっても変わりますが、1回移しかえるたびに5~10度温度が下がるので、それを目安にしてください。
種類別のおいしい入れ方
☆煎茶はやや高温で
玉露や上級煎茶に比べてテアニンが少なく、カテキンを多く含むので、うまみと適度な渋みを味わいます。湯気の上がっている90度程度のお湯でどうぞ。
☆玄米茶やほうじ茶は高温で
玄米茶やほうじ茶は、うまみや渋み成分が全般的に少ないので、高温のお湯で入れて香りを引き出しましょう。
☆新茶の味わい方
この時期出始める新茶は、カテキンやカフェインが少なく、若葉のようなさわやかな香りがあります。旨みを楽しみたいなら低温、香りや渋みを楽しみたいなら高温のお湯で手早く抽出するのがおすすめです。
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