山野の生活通信
皆様の健やかな毎日にお役に立てるよう、季節にあわせた情報をピックアップしてみました。
Vol.12 生姜で冬をHOTに!
薬味としてよく使われ、なじみのある生姜。そんな生姜は冬も大活躍。血行を促進し体を温めてくれる生姜パワーで、まだまだ寒いこの時期を乗りきりましょう。
知っておきたい生姜パワー
◎生姜の効能
生姜は中国では古くから漢方薬に用いられ、解熱や咳、痰、腹痛の解消など様々な効能が知られています。生姜の成分は9割が水分で、微量に含まれる辛味成分に殺菌効果や代謝促進作用があるそうです。
◎ジンゲロール
生姜成分の中で注目されているのが、辛味成分であるジンゲロール。免疫力を高めてくれ、強い殺菌力があります。
しかし、酸化しやすく、加熱によってショウガオールという成分に変化してしまいます。そのため風邪のウィルス撃退には、生食がおすすめです。
◎ショウガオール/span>
ショウガオールはジンゲロールの加熱によって生成されるほか、保存中自然に増加します。
血管を拡張し、血行を良くする働きがありますので、体を温めてくれます。激辛メニューのような即効性はありませんが、3~4時間かけてじっくり、体の芯から温まってきます。
冬を乗り切る生姜の活用法
☆生姜の種類と選び方
初夏に出回る柔らかいのが新生姜。色が白っぽく茎の付け根が鮮やかな紅色をしています。一方、おなじみのひね生姜は、収穫後2ヶ月以上保管されてから出荷されます。色も濃くなり辛味が強くなります。ふっくらと形がよく硬くて傷がないものを選びましょう。
☆生姜メニュー
ひね生姜は目的別に使い分け。免疫力を高めたいなら、生のまますりおろして薬味として。体を温めたいときは、炒めて食べるのが効果的です。豚のしょうが焼きなどはいかがでしょうか。
☆生姜の保存法
湿った新聞紙に包み、光の当たらない場所に常温で保存します。10℃以下になるとジンゲロールが減ってしまうそうですが、冷凍保存もできます。
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