2020年11月
野菜がおいしくなる季節。安い時に多めに買って上手に保存。新鮮でおいしく食べられる状態で冷凍保存する方法をご紹介します。
食材の上手な冷凍保存法
◎冷凍のメリット
野菜を買って冷蔵庫にそのまま保存すると劣化しますが、新鮮なうちに冷凍すれば劣化せず保存できます。
【そのまま野菜をまるごと冷凍】きのこや山芋はそのまま密封保存袋に入れて冷凍できます。薬味のショウガやミョウガもそのままで。
【短時間加熱で酵素の働きを止める冷凍】熱でブロッコリーやオクラ、アスパラガスは歯ごたえを残すためにも茹で過ぎには注意しましょう。
【凍ると切りにくいものは先に切って、刻んで冷凍】
ニンジンやレンコンは先に薄めに切っておき密閉して冷凍します。
ネギやパセリは刻んで小口にしてラップで冷凍しましょう。
◎急速解凍が鉄則
冷凍した食材をそのまま調理することが鉄則です。常温でゆっくり戻すと食材の劣化や酸化が進みやすく味が落ちてしまいます。
冷凍保存でうま味アップも
☆冷凍野菜で時短調理
【葉物野菜】ホーレン草や小松菜などの葉物は水分を絞ってお浸しがおすすめです。
【根菜】冷凍野菜は細胞が破壊されているため、ニンジンやカボチャは玉ネギと一緒にスープとして使えば煮込み時間も少なく時短となります。
【薬味】ショウガ、ミョウガ、パセリやネギは小分けして冷凍しておけばそのまま汁物に使えます。
【きのこ】冷凍によりうま味成分が増加し、栄養価もアップします。炒め物や煮物、味噌汁などに入れると風味が増します。
【トマト】解凍されれば皮が簡単に剥けるため、カレーやパスタソースが一味アップします。
☆野菜だけでなく肉や魚でも
主食となる肉や魚も塩麹、ヨーグルトや酒粕などで下味を付け密封保存で冷凍すれば、献立が決まらない時の強い味方になります。
2020年9月
読書の秋。文字が読みにくい、かすむなどの不調はありませんか。放置しないで早期診断を受けるなどの適切な対策をご紹介します。
眼精疲労からくる体調不良
◎体調不良の症状
目がかすむ、ピントが合いにくい、しょぼしょぼするなどストレスがたまると自律神経が乱れてしまいます。そのまま放置しておくと肩こりや頭痛、吐き気を引き起こすことも。高齢者の場合は物が見えづらいことで外出を控えるなど、活動意欲が減少し、脳の認知機能低下も疑われています。
◎見えづらさの原因
【老眼】物を見るときのピント合わせ調節機能の衰えから起ります。レンズの役目となる水晶体の弾力が低下し、近くを見るときの調節ができにくくなるためです。
【白内障】水晶体が白く濁り、視力が低下して物が見えづらくなります。80歳代ではほぼ全ての人が発症するといわれています。
【加齢黄斑変性症】 網膜にある黄斑に障害が起き、視野の中心部が暗く見えづらくなり、ゆがんで見えるようになります。
自分に合った眼鏡の選び方
☆自分にあったレンズ選び
【単焦点】レンズ全面が同じ度数の入った眼鏡で、本を読む、裁縫など手元の物を見るために。
【遠近両用累進焦点】近視の人が遠くを見るための眼鏡と、近くを見る眼鏡の掛け替えが煩わしい時には遠近両用眼鏡を。
【中近】手元から2~3メートルを見ることができ家事全般は可能ですが、車の運転や外出には不向き。
【近々】手元の書類を見るときはレンズの下方を、パソコンを見るときにはレンズの上方を見るなどの仕事には最適なレンズ。
☆早期の受診と定期検査
加齢により目の病気も増えてきます。強い近視、喫煙者でコレステロール値が高い方は緑内障や網膜剥離、加齢黄斑変性症などの早期発見につながるため定期健診をおすすめします。
2020年7月
暑い季節に体が対応できず、体調不良で悩まされる夏バテ。しっかり食べて夏バテ知らずの、そしてコロナウイルスに負けない体に整える方法をご紹介します。
日常生活で起こる夏バテの原因
◎夏バテの症状
一般的には、食欲不振、不眠、ふらつき、全身の疲労感、倦怠感や無気力、イライラなど、こういった夏場の体調不良のことをひとくくりにして“夏バテ”と呼んでいます。
◎夏バテの原因
たとえば次のような原因があげられます。
【温度差】 暑い屋外と冷房の効いた室内での温度差により自立神経のバランスが乱れ、体温調節や胃腸の働きにも悪影響を与えます。
【熱中症】 普段からあまり外出せず、夏でもあまり汗をかかない生活習慣では体に熱がこもってしまい脱水症状を起こしてしまうことがあります。
【睡眠不足】 夜の暑さから熟睡できず、睡眠時間が短くなると疲労回復の妨げとなります。
【食欲不振】 冷たいものを多く摂取すると胃液が薄くなり消化機能が低下します。
夏こそしっかり3食摂取を
☆ミネラルを補給
汗とともに、汗に含まれるナトリウムやマグネシウムなどのミネラルが多く排出されます。また食欲がなくあっさりした食事ばかりでは栄養バランスも崩れて体調不良が改善しません。少ない量でも3食必ず食べることで体調維持に欠かせないミネラルが補給できます。
おすすめなのが暑くても、温かいお味噌汁やスープを飲むことです。夏の太陽を浴びた緑黄色野菜や海藻をお味噌汁やスープの具材にすれば、さまざまなミネラルを一度に摂ることができます。生姜や香辛料を使うと食欲増進の効果もあります。
☆アルコールは適量で
疲労回復に効果的なビタミンB1。アルコールを飲むとそのビタミンB1がアルコール分解に使われてしまうため、大量のアルコールを摂取すると疲労回復の妨げとなってしまいます。
2020年5月
新型コロナウイルス感染の脅威が続く日々。自らの身を守る感染防止の情報をまとめました。
日常生活で気を付けること
◎基本的なこと3つ
1.まずは手洗い、うがいの徹底
2.人込みの多い場所を避ける
3.咳エチケットに気をつける
◎「3つのすぎない」が重要
1.物を買いすぎないこと
2.自分は大丈夫だと思いすぎないこと
3.ストレスをためすぎないこと
この3つの「すぎない」が重要なことかもしれません。(※ジャニーズTOKIO城島氏のメッセージから)
◎除菌剤の作り方
アルコール除菌剤が品薄のため、台所用洗剤(含まれている界面活性剤)を使い除菌剤を作ります。
★1リットルのペットボトルに入れたぬるま湯に中性洗剤をペットボトルのキャップ2杯分(10ml)を入れて振ると完成。
ウイルス研究所などで効果は確認されていないのですが、2003年のSARSの時に実際に効果があった方法です。
「免疫力アップで感染に備える
☆睡眠
ぬるめのお湯にじっくり浸かり、身体を温めれば深い睡眠が得られます。
☆食事
1日3食しっかりバランスのよい食事を心掛けましょう。たんぱく質やビタミン、食物繊維を積極的に摂ることで免疫力がアップします。
☆運動
適度な運動は身体の緊張がほぐれます。
☆簡単ハンカチマスクの作り方
ハンカチを2つ折りし、さらに2つ折りします。
3等分の位置に輪ゴムやヘヤゴムなどを通します。
両端をゴムの位置で折って完成です。顔の大きさに調節してつけてください。
※ご注意:あくまでも簡易マスクであり、咳エチケットの補助です。
2020年3月
季節も一新、暮らしの不用品を整理するには最適なこの時期。上手に整理し、暮らしをスッキリさせるコツをご紹介します。
「いつか使う」ものは使わない
◎「いつか使う」を捨てる
気に入って買った高価な洋服を一度も袖を通していないことはありませんか。洋服に限らず日用品でも「いつか使う」「高かった」と置いていても、今使っていないモノはこれからも使うことはほとんどなく、不用品となってしまいます。高価なモノも着たり、使ったりしないと価値を生み出せないのです。
◎「もったいない」を捨てる
もったいないからとモノを捨てられず、あふれて収納できなくなっていませんか。収納できずにモノが散乱していると、いざモノを探すときの時間や労力が余計にもったいないこともあります。
普段は目に留まらない思い出の品。整理して処分すると判断したら、デジカメなどで撮影しCDやDVDに保存しましょう。いつでも再生でき、思い出の品をその時の状態で観ることができます。
「捨てる」「残す」を整理する
☆捨てるものを整理する
捨てるモノと残すモノを判断するには、現在使っているかいないかで判断しましょう。
現在使っていないモノや今後使わないモノでも処分できないと迷う場合は一時保存箱を作ります。保存期間を決め、その間使うことがなければ必ず処分しましょう。処分するモノは自治体の資源ごみの活用やリサイクルショップ、フリーマーケットで売ることもできます。
☆残すものを整理する
残すと決めたモノは使いやすく、目に付く収納場所に置くようにします。それでも数か月に一度は使う頻度を確認してみましょう。
迷って置いてみたものの、使わないことが多いモノは無くても困らないモノと確認できます。一度も使わなかったモノは今度こそ思い切って処分します。
2020年1月
寒くなるにつれ脂がのり、旬をむかえる美味しいサバ。生のサバ以外にも缶詰を使って美味しいサバを味わいましょう。
栄養バランスに優れたサバ
◎栄養豊富なサバ
スーパーでよく売られているマサバとゴマサバですが、マサバは寒サバと呼ばれるように脂がのり、これからが旬。
サバには脳の活性化に良いとされる不飽和脂肪酸のDHAが含まれることがよく知られていますが、他にも同じ不飽和脂肪酸で血液サラサラ効果のEPA、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも豊富です。サバの脂には血液中の中性脂肪を減らす効果もあり、栄養バランスに優れています。
◎美味しいサバの見分け方
美味しいサバの見分け方は、一匹まるごとなら目が澄んだ、身に張りがある太ったものを選びましょう。
切り身なら切り口がきれいで透明感があり、血合いが黒ずんでいないものが新鮮です。パックの中に水分が出ていないかもチェックします。
簡単サバのアレンジレシピ
☆煮てよし、焼いてよしのサバ
【煮る】いつものサバの味噌煮に少しの牛乳を入れると牛乳のコクで塩分控えめになります。
【焼く】サバの切り身をフライパンでマヨネーズ焼きにしてみては。マヨネーズの油と酸味でサバ独特の生臭みが気になりません。
【揚げ物】サバを粗めに切ってカレー粉を混ぜ合わせメンチカツ風に。
【シメサバ】サラダの上にのせてカルパッチョ風や、ほうれん草などのお浸しに混ぜて食べるとボリュームもアップします。
☆サバ缶を活用
サバ缶は身も骨もやわらかで味付けされているものも多く、スープも利用でき料理の幅が広がります。
スープと一緒に鍋の具材として、ホワイトソースと合わせグラタンにと和風にも洋風にも活用できます。
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