2010年3月
年中食べられるキャベツ。春に出回る新キャベツはやわらかく甘みもタップリです。上手な選び方や保存方法をマスターして、旬ならではの味を丸ごといただきましょう。
キャベツの旬と選び方
◎キャベツの旬
春先から初夏にかけて出回る春キャベツ。新キャベツともいわれ、やわらかくみずみずしいので、サラダや浅漬けなど生食向きです。晩秋から初春に収穫されるのが冬キャベツ。葉はかためで煮崩れせず、火が通ると甘みがでるので、ロールキャベツや炒め物に向いています。他に、長野県など高冷涼地から夏に出荷される高原キャベツもあります。
◎キャベツの選び方
冬キャベツは巻きがかたくてずっしりと重いものがおすすめですが、春キャベツは巻きがやわらかくて弾力のあるものを選びましょう。また、葉の緑色が濃く葉につやがあるものを。芯の太さは500円玉が目安。大きすぎると成長しすぎていておいしくありません。
◎キャベツの栄養
ほとんどのビタミンが含まれていますが、特にビタミンCが豊富。また、胃壁の粘膜を丈夫にし、胃や十二指腸の潰瘍の発生を抑制するビタミンUも含まれています。カルシウムが骨に沈着するのを助けるビタミンKもたっぷりです。
おいしいキャベツのいただき方
☆キャベツの調理法
ビタミンCやUは水に溶けるので、長時間水にさらすと栄養分が溶け出してしまいます。加熱調理する場合は煮汁も一緒にいただきましょう。また、切り口から傷むので、葉を外側から1枚ずつはがして使います。春キャベツを生で食べるなら、ちぎるとキャベツの繊維の食感が楽しめます。
☆春キャベツ簡単レシピ
やわらかい春キャベツは生やサッとゆがくだけで、おいしくいただけます。たとえば、すぐにできる簡単漬物。キャベツ4~5枚をざく切りにし、サッとゆがいて、あとは塩昆布大さじ2杯であえるだけ。一晩冷蔵庫に入れておけばさらにおいしくなります。
☆キャベツの保存法
水分をいかに保つかが長持ちさせるポイント。芯をくり抜いて水で湿らせたキッチンペーパーなどを詰め、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存します。キッチンペーパーは時々取り替えましょう。
2010年1月
暖房器具にもいろいろありますが、使い方次第で大きく暖房費は変わってきます。快適に効率よく暖房器具を使って光熱費を節約しましょう。
暖房器具の特徴とコスト
◎石油
燃料コストで一番安いのが石油で、ストーブや石油ファンヒーターがポピュラーでしょう。しかし、空気が汚れやすく換気が必要,臭いがある,給油が必要などのデメリットがあります。
◎ガス
石油ほどではありませんが、比較的燃料コストが安くすみます。ガスファンヒーターは、スイッチを入れるとすぐに部屋が暖まるのが特徴。しかし、ガスの元栓が必要なため、ない場合には工事を要します。また、灯油と同様換気をこまめに。
◎電気
「電気は高い」というイメージがあります。しかし、最近の器具は省エネ性能がすぐれているため、燃料コストは大幅に下がっています。エアコン、電気ストーブ、こたつ、ホットカーペットなどありますが、エアコンは効率よく部屋を暖めるので、他の器具に比べてコストが安くすみます。
暖房費節約のポイント
☆エアコンの工夫
暖かい空気は上に、冷たい空気は下にたまります。そのため、エアコンのフラップ(羽)の角度を下に向け、効率よく部屋を暖めましょう。また、部屋の空気をかくはんすれば、部屋の暖かさが持続します。
☆コールドドラフト対策
部屋の空気が冷える原因は窓。寒い日の夜などは急激に温度が下がり、せっかく部屋の空気を暖めても、窓からの冷気で暖房効果が台なしに。これをコールドドラフト現象といいます。窓際にストーブを置いて部屋を暖めましょう。
☆床の冷気にもご注意
窓の下、床付近の冷気にもご注意。床全体に伝わって暖房効果を弱めます。床まで届くようスソを長くした厚手のカーテンで冷気を防ぎましょう。また、カーペット、座布団やクッションを置くのもおすすめです。