山野の生活通信
皆様の健やかな毎日にお役に立てるよう、季節にあわせた情報をピックアップしてみました。
Vol.50 歯間の健康、考えてみませんか!
2017年5月6月4日は虫歯予防デー。歯磨きは十分でも、歯と歯の間は大丈夫?フロスや歯間ブラシを正しく使って虫歯予防を心がけましょう。
虫歯の原因となる歯間の汚れ
◎歯の隙間のよごれ
歯磨きはちゃんとしているのに、歯と歯の間に挟まった汚れはなかなか落ちないもの。食べかすや汚れが残っていると虫歯や口臭の原因にもなります。
歯の表面や裏側の汚れを落とすには歯ブラシが適していますが、歯と歯の間は歯ブラシが届きにくく、十分に磨けません。歯と歯の隙間汚れを落とすには歯ブラシだけでは不十分なのです。◎何を使えばいいの
歯間ケア用品には、大きく分けるとデンタルフロスと歯間ブラシの2つがあります。歯間が狭い部分にはデンタルフロス、歯間が広い部分には歯間ブラシが原則です。部位に応じて使い分け、虫歯や歯周病予防をしましょう。
フロスや歯間ブラシの使い方
☆デンタルフロス
デンタルフロスとは歯間の汚れを掃除する細い糸のこと。糸を棒に張ったタイプと巻いた糸を引き出して使うタイプがあります。初めて使う方には棒付タイプがおすすめです。
使い方は歯ぐきを傷つけないように歯と歯の間に通します。前後に動かしながら上下にずらし、歯の側面にフロスが滑るように動かし隙間から外します。☆歯間ブラシ
歯間ブラシは自分に適したサイズを選ぶことが大切です。スムーズに挿入でき、動かせるものを。無理に歯間ブラシを挿入すると、歯や歯ぐきに負担をかけてしまいます。
使い方は歯間にブラシを入れ、やさしく前後に動かしましょう。上の歯は歯ぐきを傷つけないよう下向きに挿入し、下の歯は上向きに挿入すると良いでしょう。Vol.49 脳の健康を維持する食事法!
2017年3月普段の食事を少し配慮することで、脳卒中などを防ぐことができます。脳の健康に良い食事法をご紹介します。
脳の健康によいオメガ3脂肪酸
◎オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸とは青魚に含まれているDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)やエゴマなどの植物油に含まれているαリノレン酸など脂肪酸の総称です。
◎オメガ3脂肪酸を多く含む食品
【魚】イワシ、サンマ、サバなどの青魚。マグロなら脂身の部分を。
【植物油】エゴマ、亜麻仁油、菜種油など。その他にクルミや豆類、緑黄色野菜にも多く含まれています。◎血液サラサラ効果
DHAやEPAには、血中の脂質濃度を下げる働きがあります。
血液サラサラが保たれ、硬くなった脳の血管が柔軟にするとされます。中性脂肪の低下、高血圧予防、またダイエット効果の期待も。日々の食事で改善を
☆野菜と一緒に
鰹のたたきと玉ネギやニンニク。玉ネギやニンニクには硫化アリルが含まれビタミンB1の吸収を促し、脳の働きを活性化すると言われるDHAなどが含まれています。
お刺身はエゴマなど植物油を掛けてカルパッチョ風に。抗酸化物質を含んだトマト、ホウレンソウ、カボチャ、たまねぎなど野菜と一緒に食べると一層効果が高まります。☆魚は弱火で煮る
脂肪酸は高温加熱に弱いため、煮魚の調理は弱火で。その際、脂は煮汁に溶け出しますので一緒に食べましょう。
☆塩分過多に注意
魚を焼いたり煮魚にしたりする場合は塩分の摂り過ぎに気を付けましょう。焼魚の場合は焼く15分前に1%未満の塩をふります。煮魚の場合は煮詰めすぎず、仕上げに醤油を入れるなどの工夫で塩分は減らせます。
Vol.48 防ごう!冬場に多い着衣着火!
2017年1月ガスコンロなどの火が衣服に燃え移ることを「着衣着火」といいます。冬に多く、その注意点と予防策をご紹介します。
着衣着火の原因
◎ガスコンロを使った調理中
特に調理中のガスコンロから起こる次のような事例が多いようです。
・コンロの鍋を移しかえたとき袖に火がついた。
・よそ見をしていたらコンロの火が袖に移った。◎冬場の暖房器具から
「厚着のため、服にストーブの火がついたことに気付くのが遅れた」。直接炎が見えない電気ストーブでも油断は禁物、重症なやけどを負った例もあります。暖房器具に近づきすぎないよう、必ず距離をおいてください。
◎表面フラッシュ現象
わずかな炎の着火で短時間に衣類の表面を火が走る現象を「表面フラッシュ現象」と呼びます。綿、レーヨンなど生地の表面が毛羽だっている物を着用するときは特に注意が必要です。
着衣着火を防ぐためには
☆具体的な注意点
1.火を使う際は衣類の袖をまくる、裾の広がった服は着ないようにしましょう。
2.袖口に火が付くケースが多いので、調理するときは、燃えにくい防炎加工されているエプロンや腕カバーなど着用しましょう。
3.ガスコンロの奥に調味料など、手に取る物を置くのはやめましょう。
4.新しく調理器具を購入するときは、電気式の調理器などを選ぶのも良いでしょう。
5.屋外で何かを燃やすときは、風のある日は着火しやすく、すぐに燃え広がり、たいへん危険で注意しましょう。☆着衣着火がおきてしまったら
衣服に火が着いた場合は、手で消すことは困難です。すぐに水をかぶって消化してください。近くに水がない場合は、その場に転がり燃えているところを地面に押し付け消火してください。
Vol.47 冷え性対策でポッカポカの体に!
2016年11月冷え性の人にはつらい冬到来となりました。少しでも症状をやわらげる対策をご紹介します。
冷え性の仕組みと原因
◎冷え性のしくみ
「身体全体は寒くないのに、手足だけが冷たい」末梢神経の血行が悪くなると足先や指先に冷えを感じます。体温調節がうまく機能していない状態が冷え性です。特にその症状は女性に多いようです。
◎冷え性の原因
女性は筋肉量が少なく、運動不足で筋肉運動による発熱や血流量が減少し冷えやすくなります。また、ストレスや不規則な生活で体温調節の命令を出す自律神経がうまく機能しなくなります。きつい下着や靴などで血行が悪くなることも。
◎冷え性が招く体のトラブル
血行不良による肩こりや腰痛、女性が気になる肌荒れの原因となります。免疫力の低下により風邪をひきやすくなったり、完治が遅くなったりもします。
「衣食住」で快適に
☆衣
暖房の入った室内は汗ばむこともあるので、脱ぎ着のしやすい重ね着を。汗をかくと体温が奪われ冷えやすくなります。下半身の冷えの原因に、足の指の間にかく汗での体温低下があります。5本指靴下などが効果的です。
☆食
体を温める効果のたんぱく質、血液循環をよくするビタミンEを摂りましょう。オリーブオイルや豆類、特にアーモンドに多く含まれています。
☆住
この時期は室内と屋外の温度差が激しく、血流調節を担う自律神経系のバランスが崩れやすくなります。室内外の温度差は7℃以内に。特にエアコンは顔が暑く、足元が寒いことから、こたつや床暖房などを活用し、「頭寒足熱」がおすすめです。
Vol.46 秋でもアレルギーにご注意!
2016年9月くしゃみや鼻水が止まらないのは秋のアレルギーかもしれません。予防と対策で秋を快適にすごしましょう。
秋のアレルギー、主な原因
◎秋特有の気候変化
秋は一日の間でも朝晩は気温が低く、日中は暑さが残り寒暖差が激しい時期です。この寒暖差により鼻の粘膜が刺激され血管を広げ、アレルギー症状を引き起こします。
◎雑草の花粉
花粉症といえば春のスギ花粉がありますが、秋にもアレルギーの原因となる花粉が増えます。その代表が繁殖力の強いブタクサ、全国に自生するヨモギなど。また、本来春に飛ぶスギ花粉は10月頃にも一部飛散することがあります。
◎ハウスダスト
ダニや昆虫は夏に大量繁殖します。秋には死骸となり乾燥で粉々となり空中に舞い上がります。ペットの毛やフケなども乾燥のため落ちやすくなるようです。
発症しないための予防と対策
☆アレルギー元には近づかない
樹木の花粉は風に乗り広範囲に飛散します。一方で背丈が低い雑草は局所的に飛散します。そのため河川敷や土手を散歩、ジョギングすると吸い込んだり、体に付着する確率が高くなります。花粉のある場所に近づかないのが一番ですが、マスクや眼鏡などで防御することをお忘れなく。
☆こまめにお掃除を
ハウスダストを取り除くには一畳あたり30秒以上の掃除機がけを週に2回以上が目安です。ホコリは四隅にたまりやすくなるので特に念入りに。フローリングなどは拭き掃除が効果的です。布団はダニの温床となるため天日干し、表面のホコリをそっとはらい、その後に掃除機がけを徹底して行いましょう。
Vol.45 この夏、蚊にさされないために!
2016年7月夏真っ盛り、様々な感染症をもたらす蚊の季節です。蚊に刺されない対策をご紹介します。
蚊の居場所とさされやすい人
◎人を刺す主な蚊の生態
日本で人を刺す主な蚊は、デング熱を媒介するヒトスジシマカ(通称ヤブ蚊)とアカイエカ。ヤブ蚊は昼間、庭や公園の茂みに多く、アカイエカは夜間、宅地に多く活動します。寝ているときに耳元でうるさいのがこのタイプです。
◎蚊に刺されやすい人
蚊が好きなのは、二酸化炭素や糖分と暗い色。新陳代謝が活発な子どもや汗をかく人、お酒を飲む人は刺されやすいそう。また、蚊は光や明るいところを嫌うので、夏は黒っぽい服を避けた方が無難です。
◎蚊に刺されるとかゆいワケ
蚊は血を吸うときに皮膚に唾液を入れます。かゆくなるのは、そのせいです。かきむしると出血することもあるので、かくのは我慢。30分くらいでかゆみは収まります。
蚊にさされないための対策
☆蚊の発生を元から断つ
最も有効なのは、蚊の幼虫ボウフラの発生を防ぐこと。蚊は水中に卵を産み、夏場は条件によっては卵から12日くらいで成虫になるそうです。庭やベランダを点検し、空きビン、植木鉢の受け皿、クーラーの室外機まわりなどのたまり水を取り除きましょう。
☆蚊を家に入れないためには
窓に網戸を設置すれば蚊の侵入が防げますが、網戸の端のゴムが劣化したり、立てつけが悪くなって隙間ができていたりすると、そこから蚊が侵入してきます。網戸の点検が大切です。
☆蚊が嫌がるのは
蚊が嫌がるものに、ミントやバジルなどのハーブがあります。ヨーロッパでは「網戸代わり」の虫よけとして知られています。ハッカ油を使ったスプレーも効果があるようです。
Vol.44 夏前に冷蔵庫のお掃除!
2016年5月冷蔵庫が大活躍する夏を迎える前に、冷蔵庫内のお掃除や整理整頓を済ませましょう。電気代も節約できます。
冷蔵庫のお掃除ポイント
◎まず、食品をチェック
冷蔵庫内の中味をチェック、賞味期限切れの食品は廃棄しましょう。冷蔵する必要のないものは取り出し、庫内スペースに余裕を作りだせば、冷気が循環し省エネになります。
◎外せる部品は外して水洗い
棚やトレイなど取り外せる部品は、取り外して丸洗いした方がきれいになります。外せる部品は冷蔵庫の種類によって異なりますので、取扱説明書で確認してください。
◎冷蔵庫のお掃除方法
外した部品を台所用洗剤で洗って乾かし、除菌スプレーで仕上げます。冷蔵庫の中は、除菌スプレーを含ませた乾いた布でふきあげましょう。カビの生えやすいドアのゴムパッキンは、綿棒を使うと上手にお掃除できます。
冷蔵庫内の収納のコツ
☆出し入れしやすさが一番
使う頻度の高いものは、取り出しやすい下段や手前に収納すると便利。例えば、バターやジャムなどの朝食セットは一番下段に、つくだ煮や梅干しなどの常備菜は中段に、出し入れする頻度の低い飲料のストックなどは上段がおすすめです。
☆定位置を決めて
冷蔵庫のポケットは、マヨネーズなどよく使う調味料や飲みかけのジュースの定位置です。容器が見えるよう背の低いものを手前に、背の高いものを後ろに収納しましょう。
☆野菜室の収納
できるだけ立てて保存しましょう。半分にカットしたペットボトルの切り口をビニールテープで巻けば、収納ケースの出来上がり。使いかけの野菜は、密閉容器にまとめておけば使い忘れも防げます。
Vol.43 春に行う衣替えの基本!
2016年3月春、晴れた日に行いたい衣替え。来シーズンも活躍してくれる冬物のしまい方や、春物の収納など衣替えの基本を確認しましょう。
冬物の正しいしまい方
◎まず、手持ちの衣類をチェック
衣替えは持っている洋服をチェックするチャンスです。サイズが合わないものや何年も着ていない服は思い切って処分しましょう。リサイクルショップやバザーに出すなど、有効な処分方法もあります。
◎汚れを落としてから保管
冬物をしまう前には必ず洗いましょう。食べこぼしなどのシミや黄ばみが残っていると虫が寄ってくる原因になります。
◎保管に湿気は大敵
衣類に湿気が残っていると虫やカビの原因になります。衣替えは、晴れた日の午前中から午後2時頃までに済ませましょう。クリーニングに出した衣類は、湿気がこもらないよう、ビニール袋から取り出すことをお忘れなく。
防虫剤の知識と春物の収納
☆防虫剤の知識
防虫剤の成分は空気より重いので、収納ケースの場合は衣類の上に置くと効果的です。衣類を詰め込みすぎると効果が半減してしまうので、収納ケースの8割程度で。
違う種類の防虫剤の併用も避けましょう。薬剤が溶けてシミや変色の原因になる場合があります。☆使いやすい春物の収納
まずは、収納場所のお掃除。綿ホコリの中に虫の卵が産みつけられている場合もあります。
収納する際は衣類の種類に合わせて取り出しやすく、しまいやすく。コートやジャケットなどたたむとシワになるものはハンガーにかけて。ハンガーにかけると伸びるニットはたたんで収納。靴下などは、浅めのケースに入れて収納します。Vol.42 風邪にかかったかなと思ったら!
2016年1月寒さ本番、風邪は予防が肝心です。風邪にかかってしまったら…早めに対処しましょう。
風邪を予防するには
◎ウイルス感染を防ぐ
風邪は、ウイルス感染によって起きる鼻や喉の急性炎症の総称。例えば、喉の粘膜が炎症を起こすと咳やたんで異物を外に出そうとします。咳やくしゃみによる飛沫感染や空気感染、病原菌が付着した物への接触などで感染します。風邪の一番の予防法は、流行期には人ごみを避けること。外出後は、十分な手洗いで病原菌を洗い流しましょう。
◎体の抵抗力を高める
ウイルスを完全に遮断することは難しいので、感染しにくい体作りを心がけましょう。まず、加湿。鼻や喉が乾燥すると、体の防御機能が低下しウイルスに感染しやすくなります。また、十分な栄養や適度な運動などで体の免疫力を高めることも大切です。
風邪をこじらせないコツ
☆安静にする
予防対策をしていても風邪をひいてしまったら、ひき始めのうちに治しましょう。風邪の原因であるウイルスに直接効く薬はありません。体が自分の力で治すのです。体力を上げるためには、まずは無理をせず、安静にしてゆっくり休みましょう。
☆体を温める
体を冷やさないこと。微熱程度なら体を温めるための入浴も効果的です。ただし、体力を消耗する長湯は禁物。湯冷めには気を付けましょう。
☆栄養をとる
ウイルスと闘うために体は大量のエネルギーが必要です。消化の悪い食べ物は体に負担をかけてしまうので、風邪をひいたときは消化の良い食べ物をとるよう心がけましょう。
Vol.41 冬のカサカサ肌を治したい!
2015年11月冬になると気になるのがカサカサ肌です。暮らしの中でできる予防や簡単ケア方法をご紹介します。
カサカサ肌になるのはなぜ?
◎健康な肌の保湿機能
肌の表面を覆っている角質層には、乾燥やホコリなど肌荒れを引き起こす外部刺激から肌を守るバリア機能があります。
角質層を構成している角質細胞のすき間にはセラミドなどの細胞間脂質があり、これが角質層内に水分をたくわえる働きをしています。◎カサカサ肌でかゆくなる仕組み
冬場に肌の水分が奪われやすいのは、気温が低下し空気が乾燥するためです。また、加齢により新陳代謝が低下すると、細胞間脂質や皮脂の分泌が減少してカサカサになります。
カサカサになると、肌のバリア機能が弱まり、わずかな刺激も感知する神経が角質層のすぐ下まで伸びてきます。そのため、少しの摩擦や刺激でもかゆみが起こりやすくなるのです。暮らしの中のカサカサ肌対策
☆日常生活での対処法
【かゆくてもかかない】ゴシゴシかくと角質層がさらに壊され、ますます肌がかゆくなります。
【部屋を加湿する】暖房器具を使うなら、加湿器を併用しましょう。洗濯物を部屋に干してもOK。
【入浴はぬるめのお湯で】体を洗うときもゴシゴシ洗いは禁物です。入浴後は、水分が蒸発する前にお肌の保湿を心がけましょう。☆食事でうるおいを
【ビタミンA】皮膚や粘膜のうるおいを維持します。緑黄色野菜や青魚などに多く含まれます。
【ビタミンB】新陳代謝を活発にします。豚肉、レバー、卵、大豆などに多く含まれます。
【ビタミンE】肌にうるおいを与えます。ゴマやアーモンドなどのナッツ類に多く含まれます。Vol.40 旬のキノコで元気に、秋を健やかに!
2015年9月キノコがおいしい季節です。栄養豊富なのに低カロリー。食欲の秋、旬の今こそ、食生活に取り入れましょう。
色々役立つキノコの成分と栄養
◎食物繊維が豊富
なんといっても食物繊維が豊富。便秘や動脈硬化の予防・改善が期待できます。日本食品成分表によると、
干しシイタケの食物繊維は大根やネギよりはるかに多いとされています。◎ビタミンが豊富
紫外線にあたるとビタミンDに変化するエルゴステロールや、ビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンDは、カルシウムの吸収を促し、ビタミンB2は肌や髪に欠かせない美容のビタミンです。
◎抗菌・抗ウイルス作用
キノコの食物繊維に含まれるβ-グルカンという成分は、免疫細胞の働きを活発にします。抗腫瘍効果、免疫のアップなどに効果があると言われています。
おいしいキノコで健康メニュー
☆キノコのおいしさの秘密
シイタケなど多くのキノコはグアニル酸を含んでいますが、これは、昆布のグルタミン酸、鰹節のイノシン酸と並ぶ三大旨味成分のひとつです。グアニル酸はグルタミン酸と混ざると旨味が強くなります。シイタケと昆布でだしを取ると、ますますおいしくなるのはそのためです。
☆油でビタミンDの吸収を促進
油をプラスするとビタミンDの吸収が促進されます。キノコを油でいため、黒酢を回しかけて火を止めるお手軽マリネがおすすめレシピです。
☆余ったキノコは乾燥保存
紫外線にあてるとビタミンDが増え、甘みが増して違ったおいしさが楽しめます。噛みごたえがあり満足感を得やすく、パスタやお味噌汁などそのまま使え、旨味のおかげで薄味に。
Vol.39 知っておきたい家事の時短テクニック!
2015年7月暑さがこたえるこの時期。家事に休みはありません。家事のやり方を見直して、手早くすませるコツをご紹介します。
簡単なスピード調理のコツ
◎まとめて便利な準備・調理
使う食材や道具をあらかじめ揃えてから、調理開始。使うたびに取り出すより効率的です。 また、調理の順番も大切。最初に野菜を集中して切れば、まな板や包丁はお湯で洗わなくても水洗いでOK。最後に魚や肉を調理します。野菜をゆでる際は、インゲンやブロッコリーなどあくの少ないものをゆでた後、ホウレンソウなどあくの強い野菜をゆであげます。
◎便利な道具を活用する
包丁代わりになるのがキッチンばさみ。包丁で切りづらい春雨やしらたきも上手に切れます。ネギなどの薬味を切って直接お椀に入れれば、まな板を洗う手間も省けます。大根や人参などの根菜のサラダはピーラーで。皮をむく要領でシュルシュルとリボン状にしていきます。
アイロンと掃除の時短テクニック
☆アイロンがけの手間を省く
暑い夏に特に苦痛なのが、アイロンがけですね。熱くて、さらに汗がでてきます。
そこで、ノーアイロンを目指すなら素材選びがポイント。形態安定加工のもので綿100%のシャツより、綿50%・ポリエステル50%の方がしわができにくくおすすめです。☆ついでと予防で掃除を時短
洗面台にスポンジを置いておき、洗顔や手洗いのとき、ついでに洗面ボウルと蛇口を磨きます。お風呂にはブラシを吊るし、入浴の際に汚れを見つけたら、ついでに掃除します。
調味料置き場は調味料がこぼれて底面が汚れがち。あらかじめキッチンペーパーなどを敷いておけば、垂れた調味料を吸い取り、ベタベタ汚れがこびりつきません。Vol.38 おいしいお茶を楽しみましょう!
2015年5月新茶の出回る季節です。栄養豊富なおいしいお茶でちょっと一服。話題の和食にも合う日本茶を楽しみましょう。
知っておきたい日本茶の効用
◎カテキンに期待される病気予防効果
お茶と言えばカテキン。お茶にしか含まれていない成分で、緑茶独特の渋みのもとです。カテキンには殺菌作用、抗ガン作用、抗酸化作用など多様な効果があるといわれています。
また、血糖値の上昇を抑える作用や、血中脂質を正常化し血栓ができるのを防ぐ動脈硬化予防効果が期待されています。◎テアニンでリラックス
お茶に多く含まれるテアニンは、アミノ酸の一種で旨みや甘味の成分です。興奮を鎮めリラックスさせる働きがあります。
◎カフェインでリフレッシュ
お茶にはカフェインも多く、血液の流れを良くします。疲労回復をサポートし、脳の働きを活発にする作用、眠気を覚ます作用があるとされています。
おすすめの日本茶活用法
☆目的に応じた一服を
カテキンやカフェインは熱いお湯に溶け出しやすいので、カテキンやカフェインの効能を期待するなら、熱めのお湯で入れるとよいでしょう。食後の熱い一服で、お茶の殺菌作用により虫歯・口臭予防が期待できます。
眠気覚ましには、カフェインが豊富に含まれる熱い上級煎茶を。寝る前には、カフェインの少ない番茶やほうじ茶がおすすめです。☆お茶がら活用術
使い終わったお茶がらも有効活用しましょう。半乾きのお茶がらを床にまき、ほうきで掃くと、ほこりを立たてずに汚れが取れます。乾燥させたお茶がらを布などに包み、食器棚やタンスに入れておけば乾燥剤や脱臭剤、防虫対策にもなります。
Vol.37 春の体調不良に効く食事!
2015年3月いよいよ春です。春は眠さやだるさのため不調を感じる時期でもあります。体調不良に効く食事をとって、春の悩みを克服しましょう。
春の体調不良の原因は
◎自律神経とホルモンの乱れ
季節が冬から春へと移り、気温や日照時間の変化が、交感神経と副交感神経、いわゆる自律神経に影響を与えます。
冬場は寒さに耐えるため交感神経が活発になり、夏はリラックスモードで副交感神経が優位です。春はこの交感神経と副交感神経が入れ替わる時期のため、自律神経が不安定に。自律神経が不安定だとホルモン代謝の乱れから、体調不良を招くのです。
◎環境変化によるストレス
春は出会いと別れの季節。自分には変化がなくても、周りの環境が変わりやすい時期。つらいことはもちろん、うれしいことも体にはストレスとなり、精神面だけでなく体にも負担がかかってしまいます。
自律神経を整える食事
☆ビタミンたっぷりの食事
豚肉や大豆に含まれるビタミンBを積極的に摂ることで自律神経のバランスが整えられます。
また、ホウレンソウやブロッコリーなどに多く含まれるビタミンCには、ストレスを解消する効果があります。例えば、豚肉とほうれん草で作る常夜鍋は豚肉のビタミンB1とほうれん草のビタミンCの働きでストレスへの抵抗力が高まり、神経の働きを正常化させる食べ合わせです。☆カルシウムでイライラ改善
強いストレスを受けると体内のカルシウムが減少すると言われています。牛乳やチーズなど乳製品に含まれているカルシウムは吸収が良いのでおすすめ。大豆入りのミルクシチューなら、ビタミンBも摂れて体も暖まります。
Vol.36 羽毛布団で冬を暖かく快適に!
2015年1月寒さも本番。羽毛布団が活躍する季節です。羽毛布団の知識や選び方、お手入れ方法など暖かい冬の暮らし応援情報をご紹介します。
羽毛と羽毛布団の種類
◎ダウンとフェザー
羽毛布団は水鳥の羽毛で作られています。空気を多量に含み、かさ高性に富んでいるため軽くて暖か。
羽毛は形状で、ダウン(水鳥の胸元に生えている綿毛)とフェザー(軸のある羽)に分けられます。ダウンの比率が高いほど品質が高く、90%以上のものが高品質の目安です。◎羽毛の種類
羽毛の種類には、グース(がちょう)とダック(あひる)があります。グースの方がダックに比べて飼育期間が長く、ダウンボールが大きいため、より保温性に優れています。
羽毛の産地で見ると、寒暖差が激しく、寒さの厳しい地域の羽毛が高品質とされます。主な産地としては、ポーランド、ハンガリーや北米、中国などがあります。羽毛布団の選び方とお手入れ
☆購入時の注意ポイント
全日本寝具寝装品協会が品質基準を満たしたものに許可するグッドふとん(GF)マークのついたものを選びましょう。
また、日本羽毛製品協同組合加盟社が製造、販売する「ゴールドラベル」で、羽毛の品質のグレードが分かります。ダウンパワー(羽毛1グラムあたりの体積)の値が大きいほど、暖かい空気をたくさん含む高品質なものです。☆羽毛布団のお手入れ
羽毛布団は吸湿・発散性に優れているため、頻繁に干す必要はありません。日光消毒と保温性を保つため、月に1~2回程度、1~2時間程度の日干しをおすすめします。
また、羽毛布団が汚れないようカバーを掛けて使いましょう。クリーニングのしすぎによる機能低下が防げます。最近の生活通信
- Vol.95 秋をゆっくりと自分時間で楽しみませんか!
- Vol.94 季節の変わり目に起こる体調不良に要注意!
- Vol.93 上手な夏野菜の選び方と保存方法!
- Vol.92 調味料だけじゃない、日常生活での塩活用法!
- Vol.91 ランチに行楽においしいお弁当作りのコツ!
過去の生活通信
© 株式会社山野. All Rights Reserved.